Implant plan
インプラント治療プラン
個々のお口の状態に合わせたインプラント治療
抜歯済みの場合や骨が足りない場合など、お口の状態に合わせて
インプラント治療の流れは異なります
たとえば、すでに抜歯が済んでいるケースや、骨が足りないケースでは、インプラント手術の前に「骨をつくる処置（骨造成）」が必要になることもあります。こうした準備を含め、インプラント治療は基本的に治療期間が長くなる傾向があります。
治療期間は、インプラントを埋める場所以外の虫歯治療や歯周病治療など、患者さん個々のケースですべて異なるのですが、
ここではインプラント治療にしぼって、治療の流れを「タイプ別」にご紹介します。
タイプ別インプラント治療の流れ
治癒完了までが
比較的早いタイプ
type01
抜歯して既に数年が経過している場所へインプラントを埋める方法
-
Step1
インプラント埋入
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step2
仮歯
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step3
最終上部構造を装着し完了
治癒期間：
Total治療期間（2ヶ月+α）
治癒完了までに
半年程時間を要するタイプ
type02
抜歯と同時にインプラントを埋める方法
-
Step1
抜歯と同時に
インプラント埋め込み
治癒期間：3ヶ月またはそれ以上 -
Step2
仮歯
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step3
最終上部構造を装着し完了
治癒期間：
Total治療期間（4ヶ月+α）
type03
抜歯後、軟組織（歯肉）が治癒（抜いた穴が歯肉で埋まった状態）した時点でインプラントを埋める方法
-
Step1
抜歯
治癒期間：2ヶ月 -
Step2
インプラント埋入
治癒期間：1か月またはそれ以上 -
Step3
仮歯
治癒期間：1か月またはそれ以上 -
Step4
最終上部構造を装着し完了
治癒期間：
Total治療期間（4ヶ月+α）
type04
抜歯後、軟組織（歯肉）が治癒（抜いた穴が歯肉で埋まった状態）した時点でインプラントを埋める方法
-
Step1
抜歯
治癒期間：3~4ヶ月 -
Step2
インプラント埋入
治癒期間：1か月またはそれ以上 -
Step3
抜歯
治癒期間：1か月またはそれ以上 -
Step4
最終上部構造を装着し完了
治癒期間：
Total治療期間（5ヶ月+α）
治癒完了までに
1年程時間を要するタイプ
type05
骨の幅、高さが不足しているため、骨を増やしてからインプラントを埋める方法（GBR）
※主に上顎の前歯、下顎に適応
-
Step1
抜歯
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step2
骨造成（BGR）
治癒期間：6ヶ月またはそれ以上 -
Step3
インプラント埋入
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step4
仮歯
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step5
最終上部構造を装着し完了
治癒期間：
Total治療期間（9ヶ月+α）
GBR（骨誘導再生法）とは
インプラントを支えるための骨が不足している場合には、「骨造成（GBR：骨誘導再生法）」という処置を行います。これは、インプラントを埋入する部位に十分な骨を確保するために、足りない部分に骨を補う治療です。補う骨は、患者さまご自身の口腔内（まれに口腔外）から採取する場合や、人工骨（骨補填材）を用いる場合があります。骨を安定させるために、専用のネジやピン、特殊な膜などでしっかりと固定します。また、人工骨や膜の中には、動物由来のたんぱく質を含む製剤など、日本国内では認可されていない材料も一部に存在します。当クリニックでは、これらの使用については術前に必ず十分なご説明を行い、実際の臨床例を提示したうえで、患者さまにご納得いただいた場合にのみ使用いたします。
安全性と信頼性を第一に、患者さまお一人おひとりに適した方法をご提案いたします。
type06
骨の高さが十分でないため上顎洞を持ち上げてそこに骨を作り、その後インプラントを埋める方法
（サイナスフロアエレベーション）
-
Step1
抜歯
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step2
骨造成
（サイナスフロアエレベーション）
治癒期間：6ヶ月またはそれ以上 -
Step3
インプラント埋入
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step4
仮歯
治癒期間：1ヶ月またはそれ以上 -
Step5
最終上部構造を装着し完了
治癒期間：
Total治療期間（9ヶ月+α）
サイナスフロアエレベーションとは
インプラントを埋入する部位の骨の高さが十分でない場合、特に上あごの奥歯周辺では、「サイナスフロアエレベーション（上顎洞底挙上術）」という処置を行うことがあります。
これは、インプラントを支える骨の量を確保するために、上顎洞という空洞の底を押し上げ、そのスペースに骨を補う治療法です。手術方法には主に、「オステオトームテクニック」と「ラテラルウィンドウテクニック」という2種類の術式があり、お口の状態や骨の量などを十分に診査したうえで、最適な方法をご提案いたします。骨造成には、患者さまご自身の骨を使用する場合や、人工骨を使用する場合があります。いずれの方法も、適切に行えば高い成功率が見込まれており、インプラントを長く安定して使っていただくための大切なステップです。
他には、審美を整える必要のある場所（主に上顎の前歯、下顎の前歯）の治療は通常よりも期間がかかります。
納得して
インプラント治療を
受けていただくために
上記でご紹介しました通り、手術の方法、手術部位、骨の状態などにより、治療期間はそれぞれ異なります。
当クリニックでは、「いつ治療が終わるのか分からず不安」といった状態でインプラント治療をスタートすることのないよう、医師・トリートメントコンシェルジュが、個々の患者さんの治療計画時に詳しくご説明いたします。
また治療期間以外にも、オペ前後の生活上の注意事項。費用やお支払い方法。保証や税金の控除について等、様々なシーンでご相談に応じます。
「先生に聞きたいことがあったけれど、聞き忘れてしまった」「デンタルインプラントって専門用語が多くて理解しにくい」そんな場合もお気軽に、トリートメントコンシェルジュにご相談いただければと思います。
